トップメッセージ

『安心と信頼に満ちた社会』の実現に貢献することはヒューリックのCSR経営の原点です。

当社は半世紀以上にわたって都心のオフィスビルを中心とした不動産賃貸事業を営んでまいりました。好立地に強固な事業基盤を有する強みを持つ当社は市場動向に左右されず、リーマンショックや東日本大震災という逆境にあっても増益増配を継続し成長を続けています。当社の持続的成長を支えているのはESG(Environment:環境、Social:社会、Governance:ガバナンス)との調和を経営の中に織り込むCSR経営です。当社は「お客さまの社会活動の基盤となる商品・サービスを提供することにより、永く『安心と信頼に満ちた社会』の実現に貢献する」ことを企業理念として掲げ、経営戦略の一つとして社会的課題の解決に向けての取り組みをビジネスチャンスとして捉えています。このようなCSR経営の実践により、今後も社会的存在意義の高い企業であり続けたいと考えています。

2016年度の主な実績

2016年度は、営業収益2,157億円、営業利益533億円、経常利益514億円と上場以来の過去最高益を達成いたしました。これは、主力のオフィス賃貸事業に限らず、販売用不動産の売り上げ増加や、今後ますますニーズが高まることが予想される、3Kビジネス(観光、高齢者、環境)にも注力した結果です。観光ビジネスでは、2016年度の国内最大規模のホテル取得となりました「グランドニッコー東京 台場(底地)」の購入や高級旅館である「ATAMI海峯楼」の取得を行いました。高齢者ビジネスでは、高齢者住居の開発、取得に加え、次世代型ヘルスケアモールの開発にも取り組んでおり、今後もこの分野でのリーディングカンパニーたるべく高齢者ビジネスに注力していきます。変革とスピードを徹底し、このような3Kビジネスをひとつの切り口として不動産賃貸事業の更なる増強をはかるとともに、新たな事業への取り組みを強化し、事業基盤の発展に努めてまいります。

環境先進企業を目指して

当社は、注力分野である3K(観光、高齢者、環境)の1つとして環境を掲げ、環境配慮経営への取り組みを強化しております。深刻化する環境問題への対応という社会的要請にこたえるべく、長期環境ビジョンとして2030年までのCO2排出量削減計画を新たに策定いたしました。2013年を基準年とし、45%の総量による削減を目標といたします。既存ビル、新規取得ビルの設備改修や、新築ビルにおける自然採光システムの導入等による積極的な省エネ対策を行うことで、目標達成を目指します。2016年度は、MIT(マサチューセッツ工科大学)と共同開発した「自然採光システム」と、太陽工業株式会社、岐阜プラスチック工業株式会社と共同開発をした「太陽光パネル」の2つにおいて特許を取得しました。これは、環境で収益を生むビジネスを展開する第一歩となります。今後も、環境負荷低減に向けた取り組みをビジネスチャンスと捉え、環境課題の解決に向けて積極的に取り組んでいきます。

CSRの重点課題とその取組状況

2015年には「持続可能な開発目標(SDGs)」が国連総会で採択され、持続可能な社会の実現に向けて、国家だけでなく企業にも積極的な関与が求められています。SDGsでの課題も当社の取り組むべき課題として捉えています。特に、多くのビルを開発、保有する不動産会社として、当社の事業が「環境」に与える影響は大きいと考えており、取り組むべき環境面の重点課題として、CO2排出量削減、水使用量削減、廃棄物排出量削減等を掲げています。具体的には、物件の開発・建て替えの際は、積極的に環境配慮技術を取り入れ、環境負荷の少ないビルを建築する取り組みを推進しています。また、社会面の取り組むべき目標では、障がい者雇用率、女性管理職比率、有給休暇取得率等を掲げています。女性のキャリア開発では、2020年までに女性管理職比率を20%まで増加させること等を宣言した行動計画も策定し、それに伴う育児補助を含めたサポートでは、事業所内保育所の設置等、日本トップクラスの内容になっています。また、週に1度の早帰り日の設定や、「マイフライデー」として金曜日に有給休暇の取得を推奨する等、ワークライフバランスを整え、働きやすい環境を整備しています。ガバナンス面では、過半数の社外取締役で構成する、指名諮問委員会、報酬諮問委員会を設置し、経営の透明性、客観性の向上に努めています。今後も、時代、環境の変化を捉えた目標を掲げ、社会からの要請に応えていけるような取り組みを全社一丸となって実施していきます。

ステークホルダーの皆様へ

これからも持続可能な社会の発展を牽引する先進的な企業として、すべてのステークホールダーの方々との関わりを意識し、全社員一丸となって邁進してまいります。皆様には、今後も変わらぬ温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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