ビルの長寿命化

基本的な考え方

循環型社会の実現に向け、テナントの皆さまやビル管理会社と協力し、廃棄物や水の使用量の削減に積極的に取り組んでいます。ビルの建替えの際には、廃棄物を大幅に削減できる長寿命化ビル設計の採用などを行い、ライフサイクルを通じて「リデュース・リユース・リサイクル」の3Rを推進しています。

【2016年度の実績】

ヒューリック長寿命化ビルガイドラインを標準として新築したビル件数 4

100年オフィスを標準仕様

ヒューリック長寿命化ガイドラインは「高耐震性と高耐久化」「更新・リニューアルの円滑化」「高度なメンテナンス性」という3つの考え方から成り立っています。ビルの躯体は100年以上の長きにわたって安全に使い続けられるようなグレードを確保し、他方で、変化するワークスタイルに対応した柔軟なレイアウト変更、時代の先端をいくようなビルの外観への刷新を可能にします。

ヒューリック長寿命化ガイドライン

1 高耐震性と高耐久化

100年以上の長きにわたって安全に使い続けられる堅牢な構造躯体とします。

  • 地震大国という日本の特性に配慮し、病院・防災拠点レベルの耐震グレードを確保
  • コンクリートや建材の設計条件を細かく指定し、徹底した施工の品質管理を行う

2 更新・リニューアルの円滑化

将来のニーズに柔軟に対応できる設計を採用、またテナントがビルを使いながら、更新・リニューアルできる計画とします。

  • 余裕をもたせた天上高と床荷重、またフレキシブルな間仕切り壁・システム天井により、将来の用途変更、レイアウト変更にも柔軟に対応
  • 予備配管・機器の設置スペース確保・設備の二重化等により、更新・リニューアル工事時も事業を継続できる
  • 特に商業ビルではビル外観を陳腐化させないよう、ニーズに合わせた取替可能なファサードシステムを採用

3 高度なメンテナンス性

先端をいくビル仕様、そして最適なビル機能を常に保つことができるようにタイムリーかつきめ細やかなメンテナンスが可能な計画とします。

  • ガラス窓の清掃や外壁の点検に利用するゴンドラをメンテナンス用途にも対応させる
  • 屋上まで資材を搬入するため、屋上までエレベーターを着床

POINT1

将来の用途変更、レイアウト変更対応

100年という長期的使用を視野に入れると、オフィスビル→店舗、店舗→飲食店とビルの用途も大きく変化することでしょう。あらかじめ天井高や床荷重に余裕をもたせておくことで、将来の用途変更やレイアウト変更、リニューアルに容易に対応することができます。

天上高 天上高2.8m以上
積載荷重 一般部の積載荷重は500kg/m2、ヘビーデューティーゾーンは800kg/m2~1t/m2
杭と基礎の荷重設定 将来増設する設備分の荷重を見込んで杭・基礎の荷重を設定し、積載荷重が増加した場合には各階の構造補強をするだけで容易に対応できるように配慮
システム天井 天井内の設備更新とメンテナンスの容易システム天井性、テナント間仕切りの可変性への対応

POINT2

取替え可能なファサードシステム

特に商業ビルではビル外観が重視されます。時代の先端をいくようなスタイリッシュな外観が集客力につながるからです。そこでファサード(ビル正面の外観)を主要構造部から切り離し、法的な制限を受けることなく外装デザインが一新できるシステムを採用していきます。日本を代表する商業都市、銀座に位置するヒューリック銀座数寄屋橋ビルでは、「水辺」と「柳」の情景を表現した特長的なファサードデザインを採用しています。
カーテンウォールに曲線形状のアルミキャストを取り付けた二重構造のファサードは、主要構造部から切り離されています。
またオフィスビルについてはシンプルで落ち着いたデザインを採用し、時の経過とともに周囲の景色に溶け込んでいくような外観を採用していきます

長寿命化における環境面のメリット(100年スパンでの比較)

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