再生可能エネルギーの有効活用

当社ではCO2排出量削減の代替主電源として、再生可能エネルギー発電設備の自社開発・保有による活用を進めています。
また、建物の補助電源としても再生可能エネルギー設備の設置を進めており、KPIとして再生可能エネルギー設備の投資件数について、3件以上/年を目標に掲げています。2020年度の実績は、3件でした。

非FIT太陽光発電設備の自社開発・保有と自社グループ完結型コーポレートPPAモデル

当社は2012年からFIT 制度※1を利用した太陽光発電事業に参入してきました。2020年からはFIT 制度を活用しない(非FIT)太陽光発電設備の開発・利用を開始しました。非FITの再生可能エネルギー電源で発電された電気は小売電気事業者(PPS)であるグループ企業のヒューリックプロパティソリューションから当社の保有物件に供給されます。これにより、当社は2024年までにRE100※2を達成し、さらに、2030年までに全保有物件※3のCO2排出量ネットゼロ化を達成します。

  • ※1再生可能エネルギーを用いて発電された電気を、国が定める価格で一定期間電気事業者が買い取ることを義務付けた制度。電気事業者が買い取る当該電気費用の一部は、電気使用者の料金に上乗せされ、国民の実質負担となるため、FIT 電気は再生可能エネルギーとして扱われません。
  • ※2「Renewable Electricity 100%」の略で、事業活動に必要なエネルギーを100%再生可能エネルギーとすることを目標に掲げる企業が加盟する国際的なイニシアティブ。
  • ※3当社がエネルギー管理権限を有さない一棟貸・住宅系・非幹事共有物件ならびに販売用不動産を除く。
非FIT太陽光発電
(埼玉県)

小水力発電設備

太陽光発電は夜間に発電せず、また天候で発電量が変動することから、昼夜・天候・季節を問わず安定的に電力を供給できる小水力発電※1を長期的なエネルギーの「強靭化」(多種のエネルギー電源を活用することで電力を安定的に供給)の観点から開発・保有して利用していきます。

2021年5月に当社の第1号となる発電所が、群馬県利根郡川場村に完成し、発電を開始しました。本発電所は、立地条件等を勘案して「自動化」、「電動化」、「遠隔化」の技術を導入しました。これにより、従来の小水力発電より高稼働が期待できる最新型の発電所となりました。

当社ではエネルギーミックスの観点から、今後も小水力発電設備を開発して利用する計画です。

  • ※1出力が1,000kW以下の小規模な水力発電。昼夜を問わず安定的に発電するため、再エネ設備の中でも比較的高稼働な安定電源とされています。
    なお、小水力発電設備はFIT制度を利用することから、2030年の時点では再エネ電源として使用しません。
川場谷小水力発電所の取水口

川場谷小水力発電の概要

  • 水源:群馬県川場村の薄根川(うすねがわ)
  • 全長:1.65 km
  • 高低差:約120m
  • 発電規模: 199kW
  • 年間発電量:約1.3GWh程度(一般家庭の年間消費電力換算で360世帯分相当)
  • FIT期間終了後(20年後)に当社保有物件に電気を供給する計画

小水力発電所の構造(イメージ図)

太陽光発電システム

ビルの屋上に太陽光発電パネルを設置し、建物の補助電源として太陽光を活用することでCO2排出量削減に取り組んでいます。2020年竣工物件では、立誠ガーデン ヒューリック京都(発電容量5.5kW)、ヒューリック両国リバーセンター(同5.0kW)に太陽光発電パネルを設置しました。

ヒューリック両国リバーセンターの屋上に設置された
太陽光発電パネル

2020年発電量実績

物件名 発電量
[kWh/年]
ヒューリック雷門ビル  86,583
ヒューリック志村坂上 10,915
ヒューリック本社ビル 10,751
ヒューリック大阪ビル 9,596
ヒューリック麹町ビル 6,519
ヒューリック八王子ビル 5,751
ヒューリック府中ビル 5,703
ヒューリック銀座ビル 4,820
ヒューリック青山ビル 4,391
京都四条高倉セントラルビル 4,013
その他 16,730
合計 165,773

太陽熱集熱パネルの設置

ホテルや集合住宅等、給湯を多く使う建物で太陽熱集熱パネルを利用した太陽熱給湯システムを採用しています。この給湯システムでつくられたお湯は、共同住宅、寄宿舎、厨房等に給湯しています。
ヒューリックスクエア東京では、ザ・ゲートホテル東京の給湯の補助熱源として太陽熱集熱パネルを屋上に設置し、CO2排出量の削減に貢献しています。

屋上の太陽熱集熱パネル
(ヒューリックスクエア東京)

壁面への太陽光発電パネルの設置

ヒューリック荻窪ビルでは、南側が大通りに面して開け、日照条件が整っている好立地を活かし、ガラスとガラスの間に薄い太陽光発電モジュールをはさみこんだ建材一体型の太陽光発電パネルをファサード(建物の正面)に使用しました。4.8kWのシステムを採用し、年間約2,600kWh発電しています。

建材一体型の太陽光発電パネル
(ヒューリック荻窪ビル)

風力発電システム

ヒューリックレジデンス草加ではハイブリッド型発電機を設置しました。この発電機も風力(発電開始風速1.2m/sec)と太陽光で発電し、この電力は街灯に供給され、夜間、東側川沿いの道路を照らして周辺地域に貢献しています。

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